催眠術のかけ方(0) 

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催眠術のかけ方について、催眠術にかけられた経験豊富なツン姉が、かけられた人の気分の立場から解説します。
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内 容

催眠術のかけ方を、かけられた経験豊富なツン姉の解説

インターネットを見ていると、催眠術のかけ方を解説したページや、最近では実際に催眠術のかけ方として、催眠術をかけている動画などがアップされたりしています。

 

動画などをみていると、「あれ? ウソだろ!? まさか あんなんでかかっちゃうのかよ!」と思う人もいるかもしれませんが、催眠術のかけ方が上手い人が、催眠術にかかりやすい人とか、以前かかったことがある人に対してかけているとすると、全然不思議なことではありません。

催眠術のかけ方:催眠誘導をする前の下準備が最も大切

もちろん、どんなに優秀な催眠術師さんでも、はじめてあった人に、しかも警戒している人に、いきなりかけるとなるとかなりハードルが高く、難しく、失敗する確率もあがってしまいます。

 

催眠術のかけ方というと、どうやってうまい暗示をするかとか、どうやって誘導していくかといったことに興味をもつ人もいるかと思いますが、実は催眠術の場合は、その下準備が大切です。

 

催眠術師 コーヒーポットさんの公式ページでは、次のような記載があります。
参考文献:コーヒーポットさんの公式ページ


催眠術の5つの流れ
興味 ⇒ 信頼 ⇒ 誘導 ⇒ 暗示 ⇒ 解除

参考文献:コーヒーポットさんの公式ページ

 

つまり、催眠誘導する前に、「興味」「信頼」というステップがあり、これを無視してしまうと、成功率は低くなってしまうのでしょう。

 

確かに、街を歩いている人にいきなりかけるとなると、「興味」をもっていませんし、初めての人に「信頼」を置くわけもなく、催眠術が上手い人というのは、いかに催眠術に興味を持たせて、相手を信頼させて、相手が催眠術にかかりたい、そこまででなくても、催眠術にかかってあげてもいいわよ!ぐらいの気持ちにまでは持って行っているのでしょう。

催眠術にかかりたいと思わせる

テレビで催眠術師にまるで操り人形のように操られ、セクシーに踊らされたり、猫になったり、ワサビを食べたり、とてもシラフでは恥ずかしくてできないことや、つらくてできないことも平気でやってしまっている姿を見ると、「催眠術、スゲェ~!」ってなるかと思います。

 

むふふふ、僕も催眠術を覚えて、あの人にあんなことや、こんなことを・・・ という不純な考えを起こしてしまう人もいるでしょう。

 

でも、異常に催眠術にかかりやすい人は別かもしれませんが、普通は催眠術はかけられる方の人がかかりたくなえれば、かかりません。

 

また、催眠術にかかっていても、本当に自分が嫌で、絶対したくない暗示をされると、その暗示は受け入れずに止まってしまったり、その瞬間催眠から覚めてしまったりします。

 

そんなこといっても、実際テレビで清純そうなタレントが、セクシーに踊ってしまったりしてるけど、本当は人前であんなことしてくないよね!と思うかもしれませんが、本能的に、命にかかわる問題ではないし、もしかしたらたまにはみんなの前で本当の自分を解放したいと思っているかもしれません。

 

これとよく似た状況が、お酒を飲んで酔っ払い、気が大きくなったサラリーマンとかOLたち。酒を飲んでいたんだからと言い訳もできますし、実際にシラフではできないことが気が大きくなってやっちゃいます。
もしかしたら、催眠術の場合も、催眠術にかかってたんだから仕方ないでしょ!という立派な言い訳もできますし。

どうやって、催眠術にかかりたい気分にさせる?

私なんかは、よく催眠術にかけられてる時に、うっとりと気持ちいい~というような状態にされることがありますが、このときの感覚というか気分は、催眠術が解かれた後も覚えています。

 

催眠術にかかりたいという人もいますが、そういう経験をした人は、あの時のようにまた気持ちいい気分になりたいと思うかもしれません。それが催眠術にかかりたい気分になる動機にもなったりします。

 

それじゃ、初対面の人とかは難しいのということになりますが、人が興味を湧く時は、どういった時かということを考えればいいのかと思います。

 

そうすると、自分にとってなんらかのメリットがあれば、かかってみようかなという気分になります。

 

  • 気持ちよくなりたい
  • なんか私もかかるのかな、やってみたい
  • 肩こりや不眠など、ちょっとした悩みの解消になるかも
  • ダイエットや禁煙ができるかもしれない
  • なんか不思議だから体験してみたい

 

催眠術のかけ方が上手いという人は、催眠誘導する前に、ちょっとした日常会話的な流れの中で、相手にそういった欲求をいだかせて、その解決法の1つとして不思議なものがあるよというような方向に話を持っていき、相手に催眠術にかかりたい、かかってもいいわよっていう気分に持っていくのが上手いのでしょう。

この人の催眠術ならかかってあげてもいいわよ!

この人の催眠術ならかかってあげてもいいわよ! 
私はそうなんですが、かかる側からすると、催眠術にかかる前に、催眠術師に対して、無意識にこういった承認を与えているのかもしれません。

 

考えてもみてください。もし、あなたの前に、不潔でヨレヨレのシャツにボロボロに服をきて、ヒゲがボサボサで、鼻毛が出ていて、なんか息もくさい。 こんな人の催眠術にかかりたいと思うでしょうか。

 

まあ、それでも私なんかは催眠術師のテクニックが上手いとかかってしまったりするんですが、できればかかりたくないですよね。

 

つまり、催眠術のかけ方の前に、清潔な身だしなみも大切です。

 

そして、嫌なことは拒否できたりすることなどを説明して、催眠術に対する「操られて変なことをされたらどうしよう」というようなマイナスの障壁を取り去ってあげることも大切です。

 

清潔な身だしなみで、催眠術にかかりたい気分にさせて、相手の警戒感を解くことができたら、催眠術はほぼほぼ成功したといっても過言ではないくらい、この興味を持たせて、信頼を得るという部分が大切でしょう。

 

いたずらに、邪な気持ちで女の子に催眠術をかけ、自分の思い通りに操りまくってやろうなんていう人は、すぐわかるものです。中にはそういうのがむきだしの人もいます。

 

そんな人に、権威を感じたり、尊敬や信頼を感じたりはしませんよね。そうなると格段と催眠術の成功率は下がってしまうものです。

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