ショーで瞬間催眠にかかっちゃうのって本当?

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アニメや漫画、特撮の催眠顔と催眠体験について、いろいろと書いていきます。
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内 容

実際のところ催眠術ショーの瞬間催眠って、ヤラセ? 本当?

よく、催眠術ショーなどで、手を握られて引っ張られただけで、立ったまま頭がガクンとなり催眠状態になってしまったり、手の平をみつめさせられ、いきない顔にくっつけられただけで離れなくなり催眠状態におちていく人がいます。
いくらなんでも、催眠術は信じるとして、そんな手の平を見つめて、顔にくっつけられただけで離れなくなるなんて・・・

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予備催眠(あらかじめ、催眠術をかけておいて、非常に催眠術にかかりやすい状態にしておく)でもかけてあるなら、まだ理解できるのだが・・・

もちろん、普通の人が街の中でいきなりこんなことやったって、ヒラリと手の平は顔から離れてしまうでしょう。
しかし、もし、あらかじめその催眠術師の予備催眠にかけられていたのであれば、すぐに反応するかもしれません。

予備催眠によって、催眠術ショーなどの前に、実際に催眠術をかけたり、練習をしたりして、催眠術にかかりやすい状態にしておくのです。
予備催眠のように、催眠術は、一度催眠術にかけられた相手に対しては、次からは比較的催眠術にかかりやすくなります。



そして、この次かかるときは、この合図で、スーっと気持ちいい催眠状態に入っていきますよ!というような暗示をされていれば、予備催眠のあと一度催眠術をとかれた状態でも、すんなりと催眠状態に入っていくでしょう。
いわゆる後催眠みたいなものを仕込まれていれば、その合図によりすぐに催眠状態になるでしょう。

テレビの催眠術は、予備催眠をかけられていることも

まずは、テレビ番組の話をすると、こうなります。

テレビとかで、タレントさんがでてきて、瞬間に催眠術にかかるというのは、ヤラセは別として、予備催眠がかけられていることが多いと思います。

あらかじめ、番組が始まる前に一回催眠状態にさせられていて、一旦催眠を解かれていても、すぐに催眠に入りやすいように、「私があなたの手の平をあなたの顔につけると、また同じようにピターっとくっついて今と同じような催眠状態に入ってしまいます」というような後催眠暗示を仕込まれていたり、ひどい場合だと、「深い催眠状態のまま目を覚まします」というな感じで、番組が始まった時点ですでに催眠状態になっているといったこともあるでしょう。
みる人がみれば、いつもと同じようだけど、なんとなく眠そうな表情しているとか、目がとろんとした感じになっているというようなことがわかるかもしれません。

催眠術をかけるような番組で、なんか最初から眠そうだったり、とろんとしたタレントさんがいたりすることもありますが、もしかしたら「深い催眠状態のまま目を覚まします」とあらかじめ催眠術をかけられていて、番組のスタートからすでに催眠状態にさせられているのかもしれません。
見た目には、一瞬で催眠に落ちる絵のほうが、インパクトがありますから、そういう演出もあるのかもしれません。要するに手品でいう仕込みみたいなものですね。

催眠術ショーで一般の人がステージで瞬間に落ちるのはなぜ?

テレビではそういう仕込みもあるかもしれませんが、それでは、実際に催眠術ショーなどで、何人もの人が次から次へと瞬間催眠にかかっていってしまうようなことがステージで行われたりしています。
その威力はすごいです。
1分前にはみんな普通にしてた20人の男女が、1分後には、みんなガクンと頭をうなだれたまま立たされている催眠人形になっちゃっているのです。

集団瞬間催眠みたいなものですが、私も経験がありますが、握手して目をみつめて、みつめた次の瞬間に握手した手を強くひっぱられ、そのまま立ったままの状態で頭がガクンとして、瞬間催眠に落ちてしまいました。
もちろん、一般人がその場での参加でのショーですので、前もって楽屋に呼ばれて、たっぷり予備催眠を施されたわけでもありませんし、私が過去にその催眠術師の催眠術にかけられたということもありません。

ステージにあげられるのは催眠術にかかりやすい人?

実は、催眠術ショーで一般人が対象の場合でも、ショーの前に手にもった振り子が揺れる実験などで、言われるとおり大きく振り子が揺れてしまった非常にかかりやすいような人を集めてステージにあげていて、そこに、観念運動みたいなこと(催眠暗示じゃなくても普通に体のしくみからくっついたりはなれにくくなったりするようなもの)をやれば、それが体の構造上そうなるのではなく、催眠術にかかってそうなったと思い込んでしまい、あっさりかかってしまったりします。

実は、催眠術師はショーの前のこうした余興で、手にもった振り子が大きく揺れている人とか、そういう観客の反応をみて催眠術にかかりやすそうな人を選んでステージにあげているのです。
催眠術にかかりにくい人をあげれば失敗する確率があがりますし、催眠術にかかりやすい人を選んであげれば、それだけ成功する確率があがります。
まあ、催眠術にかかりやすい人、中でもすごくかかりやすい人を見つけ出すというのも、催眠術師の大切な技量なのでしょう。


催眠術師によれば、かかりにくい人がいて、そういう人はすぐに捨てあきらめるらしいです。
もちろん、別の状態の時にはかかりやすくなっていたり、じっくり時間をかけて催眠術をかければちゃんとかかるかもしれませんが、時間がかぎられ、しかも大勢を相手にしなければいけないた催眠術ショーなどでそこにエネルギーを使って、目が開けられなくなりましたというよりも、催眠術にかかりやすい人にどっぷりと深い催眠状態になってもらってパフォーマンスしたほうが、周りのウケもインパクトもいいでしょう。

催眠術ショーなどに行って、肩をたたかれてステージにあげられたとしたら、催眠術にかかりやすい可能性が高いかもしれませんね。

思い込みが激しい人は、催眠術にかかりやすい

思い込みが激しい人は催眠術にかかりやすいと言われています。 
例えば、前述の催眠術ショーでみごとに集団催眠にかかってしまった私は、こんな感じです。

手にもった振り子が揺れてしまった ⇒ ああ、私って催眠術にかかりやすい体質なのかもね・・・
催眠術師の独特の間やしゃべり方 ⇒ 人間は権威に弱い動物と言われていますが、『催眠術師』だというだけで雰囲気にのまれてしまう。
集団催眠による集団効果 ⇒ 自分の前の人が次から次へと立ったままうなだれ催眠状態に・・・やっぱりすごいかかっちゃうんだ!


集団催眠の場合、周りがかかることで、催眠術にかかりにくい人もかかりやすくなるということがあります。
もちろん、かかりやすい人は、よりかかりやすくなってしまいます。

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かかりやすい人って催眠術師が近くに来ただけでもうダメェ~~~

催眠術にかかったことがない人や、かかりにくい人からすれば、信じられないかもしれませんが、本当に催眠術にかかりやすい人は、有名な権威ある催眠術師と聞いて、その目をみつめただけで、もう吸い込まれてスーっと入っていっちゃいそうな感覚になります。

有効成分が入っていない効くと思って飲まされて、実際に効いてしまうということもありますが、それと似ているかもしれません。要するに、思い込みによる自己暗示よね~

もう、催眠術師に会った段階で、軽い催眠状態になっちゃっているようなものかもしれません。
この権威ある催眠術師、催眠にすごくかかりやすい私、もう絶対、催眠術にかからないなんていうことはあり得ない、きっと瞬殺でかかっちゃうんだろうな・・・

私、思い込みが激しいところもあるから、催眠術かかりやすいのねぇーーーー

こんな状態で、周りの人が次から次へと催眠状態に入れられていくのをみたら、もう握手する前から勝負は決まっているようなものです。

もう一つは、何回も同じ催眠術師に催眠状態にされたというようなことがあるような場合だと、もう催眠術師と会っただけで、「ああ、またかけられちゃう、催眠術にかかっちゃうんだわ」と思い込み、すんなりと、ただ単に、目を見つめて指をパチン!とならして、「はい、スーっと入っていくよー」だけで、だらんと催眠状態になってしまいます。

つまり、初めてお会いする催眠術師でも、その催眠術師がテレビでも有名な催眠術師だったり、すごい雰囲気をもっていたり、目力がすごかったりすると、それだけで、催眠術師の権威に圧倒されて、催眠術にかかってしまうということもあり得るのです。

催眠術にかかりやすい人は、「さあ、有名な催眠術師の方が来られました!」と言って、登場した人が、なんか目力があり、独特のペースでしゃべったりしていると、たとえ催眠術師じゃない、普通の八百屋のおじさんだったとしても、かかってしまうということは十分に考えられます。

自分は催眠術にかかりやすいという思い込み、この人はすごい催眠術師なんだなという思い込み、雰囲気あるからやっぱりかかちゃうという思い込み、こういったことで、いとも簡単に、単純な暗示でスーっと催眠状態に入ってしまうということは考えられます。

催眠術にかかりやすいかどうかは、こんなことでもわかる

ちなみに、ある催眠術師が話していましたが、例えば多くの人を集団で座らせておいて、催眠術師として催眠に関連した話をしばらくした後、いきなり「はい! みなさん立ってみてください! 立てますか?」 (立てない!とは言いません)

もっとも特別なことをしているわけではありませんので、これだけで立てなくなってしまうという人は、ごく稀でしょう。
ましてや他の人もいて、その人たちがみんな立っているのに、自分だけ立てないというのは、相当に催眠術にかかりやすいでしょう。

しかし、立てたとしても、人によって立つまでにかかる時間が違ってきます。この立つときの反応や立つまでの時間がポイントなのです。

A君 : 反抗するように、すぐにスッ!と立ち上がる
Bさん: 普通に立ち上がる
Cさん: 他の人が立ち始めたのをみて、おもむろに立ち上がる
D君 : ほとんどの人が立ち上がっているのを見て、あっ!立てるんだという感じで立ち上がる

当然、催眠術師は、これで一つの催眠術にかかりやすいだろう目安として、D君>Cさん>Bさん>A君 となります。
もちろん、全員ステージにあげてというのであれば、全員あげて催眠術をかけるでしょうが、例えば、この4人の中で2人催眠術ショーのステージにあげるとしたら、ほとんどの催眠術師はCさんとD君をあげるみたいです。
中には、自分は女の子が好きだからということで、BさんとCさんをあげるという人もいるかもしれませんが・・・

なぜならば、催眠術ショーの成功ということを考えた場合、かかりやすい人、かけやすい人をステージにあげるのは当然のことといえるのでしょう。
どうしても好みの子がいて、その子にかけたいということでも、A君のような反応をしているとすると、手強い相手になりそうです。

催眠術ショーなどは、何気ないこうしたことで、前もって催眠術にかかりやすい人を物色しているとのことです。
ある意味、これだけで立つタイミングがかなり遅れているということは、催眠術師という権威であったり、催眠術師がもつ独特の雰囲気にのまれて、催眠術にかかりやすい状態になっていたことになるので、もし「立てない!」と言われたら、本当に立てなくなってしまうかもしれません。

私も、雰囲気がある催眠術師とかを前にすると、とろ~ん、ふぁ~とした感じになるので、本当にかかりやすい人は、かかったことがない人とか、かかりにくい人からは信じられないくらい、ウソだろ?というようなかかり方をしてしまうのです。

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